2007年09月14日

ポスター

報告おくれました。9月7日ポスターデザインのプレゼンをデザイナーの大溝 裕さんから、受けました。担当学芸員の鈴木さんと三人でけんとうしました。これが、この図案です。
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これを受けて、その場で意見の交換があったことは、勿論ですが、その後、私と大溝、鈴木さんとの三人の間で、メールで意見の交換がありました。それを添付します。
まず私から大溝さん、鈴木さんへ
さて、デザインの基本イメージですが、昨夜よく考えて見ました。
しかし、どうしてもあの同心円のキャッチコピーには、同意出来ない私がいます。
理由は、少し分析してみたいとおもいます。
1)昨日申しましたように、テキストが読みにくいこと。読まれることを期待するタイトル   
  や日時のデーター
  読むことを諦めらられてしまうのではないか。
2)展示する写真の内容は、自分で言うのもなんですが、大変シリアス。
  それに対して、同心円コピーには、コミック的イメージがあり、シリアスとは距離が
  ある。
3)「土田ヒロミのニッポン」というタイトルには、日本をヒロミが私化するイメージが
   あり、かつカタカナでニッポンは、日本の異種の解釈、異説、新しい読み込み
   をイメージするところがあるといえます。
  しかし、あまりにも当たり前な日本の解釈なのです。
  ポスターで遊び過ぎては、見る者(観客)に駄洒落感を与えてしまい、自分の問題と
   して見てくれることはないのでは?という心配があります。
4)「土田ヒロミのニッポン」このヨコに単純に書かれたものでも、ニッポンが私の名前
  の前に付け足しのように控えてしまってます。この土田ヒロミをうまく押さえ込みな
  がら、一体化出来ないもpのでしょうか?
   色遊びで変える、、、しかし一層ヒロミという軽いイメージ増長か。
   土田とヒロミを二段としてデザインする。
   土田ヒロミを角印、�のようなデザイン化を計る。
5) 大溝さんのホームページにある強い、ハードなイメージでヒロミを男のイメージにして
  いただけませんか?
  文字の問題だけでなく、デザイン全体のことです。

解決がむつかしそうです。そこでタイトルをも考え直すというのは、どうでしょう。今更!ですが、以前より考えていひっかかていた上のようなデザインのもんだいもあり、現実に目にすると困難さが心配になります。
A)「ニッポン」という文字は、単独で用いるとそれ自身尾も語彙の面白さ,強さが出そう
  です。いっそう「日本」漢字にしたらどうでしょう。「土田ヒロミの日本」
B)単純に「ニッポン」「ニッポン70'〜07'」と土田ヒロミを削除。
  考えていくますと限りありません。急いで直接話し合う必要がありそうですね。
  大溝さん。データーで、昨日のデザイン、軽くして送っていただけませんか?
  いろいろ作業してるからおもいのかもしれませんね。軽くなりませんか?

大溝さんから私に返信

Glanzの大溝です。
昨日はどうもありがとうございました。
メール拝見しました。
あの後、私も本当に今の同心円のデザインを
マイナーチェンジすることでいいのか、
それで土田さんが本当に納得できるものになるのかどうか
少し、疑問に思っていました。

タイトルが読みずらいなどの問題はありますが
ポスターなどはやはりパッと見た時の第一印象が全てだと思っています。
そこから瞬間的に何を感じとるかであって、
その第一印象の土田さんの反応が
予想してたより鈍かったのが自分としては一番気になっていました。

正直、自分としては自信作で
デザイン上ではシリアスな部分をあえておさえ、
ポップな表現のアプローチですが
デザインが写真の上にのっかてきた時、
逆にコンセプチャルでシリアスな
土田ヒロミのニッポンを感じさせる表現にも
なっていると思っていました。
(今でもそう思うところはあるのですが)
ただ、それはここしばらく
現在までの土田さんの写真集などを見てきた自分が
感じることであって、
全く土田ヒロミのことを知らない人にとっては
誤解を生むデザインになっているのかもしれません。
またどこかデザイナーの変なサガで
今までになかったような土田ヒロミの見せ方でみたいな
ヨコシマな考えもあったかもしれません。

タイトルが土田ヒロミのニッポンのままでも
もう一度、まっすぐに素直にむかえば
新しいデザインがでてきそうな気もしています。

なのでもう一度トライはしてみたいと思っています。
長々書いてしまいましたが
とりいそぎ昨日のデザインのPDFデータをお送りします。
よろしくお願い致します。                     大溝

これを受けて私から大溝さん、鈴木さんにCCで返信

大溝 裕さま
 ご丁寧な返事ありがとうございました。専門科に向かって口幅ったこと申しあげて失礼なことと思ってます。
あなたのおしゃる「ポスターなどはやはりパッと見た時の第一印象が全てだと思っています。」その通りだと思います。そうゆう意味では、アイキャッチとして強く、何事?という関心の惹き方があるおもしろい、と、思います。

しかし、私一人がはしゃいでしまっているようにかんじてしまうところがあります。
わたしは、写真家は、対象(今回の私の展覧会は、人間しかも露な素顔)に対して、謙虚であらねばならないと思ってます。現実の具体を借りなくては成立しない、特にわたしの今回のようなものでは、対象の尊厳をどこかでしっかり押さえておかなくてはならないと、思ってます。(絵の場合、もしくは抽象性の高いものとは、その辺が大きな違いかと思います。)だから、静かで控えめであるべきだとは、思ってませんが、解っていただけるでしょうか?「土田ヒロミの一人芝居」になっては、ならないと思ってます。私の表現者として関心の核は、時代そのもののようです。
今生きている時代を知ろうとする関心が写真をとらせているようなのです。今回の展覧会の中心は、それぞれの時代のニッポンなのだとわたしは、考えてます。土田ヒロミというロゴが目立ちすぎることに神経質になるのは、その辺にもあるようです。
ご理解いただければと思います。
あなたのおしゃる
『デザイン上ではシリアスな部分をあえておさえ、
ポップな表現のアプローチですが
デザインが写真の上にのっかてきた時、
逆にコンセプチャルでシリアスな
土田ヒロミのニッポンを感じさせる表現にも
なっていると思っていました。
(今でもそう思うところはあるのですが)』
確かに、私(土田)もそれは知って、感じています。もう一度冷静に受け止めて、試作デザインを熟見、再見してみます。
「ポップな表現のアプローチ」おおいに期待するところでもあります。
鈴木さんの意見を十分お聞きしないままの勝手な長文になってしまってますが、また3人で、しかも急いで話しあいましょう。             土田                                             


そこに鈴木さんの意見が入ってきました。                       
土田先生
大溝さま

ご返信が遅くなりまして、申し訳ありません。
また、先生、大溝さん、ポスター案に関するご意見どうもありがとうございます。
タイトルそのものにつきまして、本当にこれでいいのかと考えておりまして、もうお昼の時間になってしまいました。
生き続けるニッポン、ニッポンを追いかけて、ニッポンの証、ニッポンの証明、ニッポンの軌跡、ニッポンと時代、
生きたニッポンの記録などのいまひとつのタイトルが頭に浮かんだところで、
企画書の表紙の「土田ヒロミのニッポン」の表記を見て、インパクトはこっちだと思いました。
しかし、この展覧会には過去に繋がる私(1968-74)、高度成長 都市化する私(1975-89)、
バブル経済 踊る私 (1980-90)、新世紀 Fake化する私(1995-2004)、 日本のまつりを記号化(1980-2004)、
ヒロシマ(1976-94)、高齢化問題などの多様な要素があり、そのことをポスター類の目立つところに文字で周知する必要が
あることに気づきました。
先生、サブタイトルやはり必要だと思うのですが。
大溝さん、デザイン的に邪魔になるかもしれませんが、もしくは、展覧会タイトルをロゴで表現する部分ではなくて
もうひとつ正式に表記する部分で、入れるのはどうでしょうか。

軽さとシリアスのぎりぎりのラインをつかめたら、素晴らしいポスターになるはずです!
                              鈴木

こんなやりとりで進行しています。次回のプレゼンテーションは、まだ未定ですが、また意見の交換発生するはずです。次回も意見交換を公開したいと思います。 
皆さんの大溝さんのポスターデザイン感想お聞かせくださいませんか?                  
                                            土田ヒロミ

コメント (2)

オガワ:
ポスターの画像拝見しました。 斬新で面白いデザインだなと思いましたが、駅に張られている、観光ポスターっぽいなとも感じました。(デザイナーさんごめんなさい) タイトルにも悩まれているようですが、個人的な意見としては「ニッポン」は無くてもいいような気がします。 「土田ヒロミ」の写真展を見にいった。そこには「ニッポン」が写っていた。それでいいような気がします。 先生がニッポンを撮り続けていることはおおくの人が知っていらっしゃることですから、いまさらタイトルに…と感じます。
土田:
小川さま 観光ポスター。おもしろい発見でした。確かにそんなメッセージ読んでしまうかもしれませんね。阿久悠さんのお別れ会、がんばっての仕事ぶり、よかったです。

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