2012年01月24日

「BERLIN」

今回、のお知らせは、「BERLIN」の動画Yutube
「BERLIN」が出版されて2ヶ月程、ダイレクトメールで多くの方が買って頂いている様子。ありがたいことです。友人知人からの私的には、様々なすてきな評価の手紙、メールを戴いていますが、悪い評価など直接私に届くわけなどないのですが、それを差し引いてもおもしろく感じていただいているようです。しかし、パブリックな評価、新聞などの書評には、あまり出てきていません。雑誌は、3月号になるのかも知れませんが、あまり期待しない方がいいのかも知れません。
私の過去の写真集「俗神」「砂を数える」も出版当時は、殆ど評価されませんでした。
私は、少し前を歩きすぎているのだという、これ一種の思い上がりかもしれませんが、事実時代が後から追っかけて来るという経験をしてきた!などと不遜な言い様は、いけませんが、今回もまた、そうかとすこし残念な気分です。大変判りやすく編集したのですが、判り安すぎたのか。しかし、ここまで編集の作業で工夫している写真集は、他に類を見ない革新的な編集だと自負しているのですが、壁の歴史という歴史的事実を記録したドキュメントと捉えられたら、残念ですね。「歴史」って何なんだろう。という問題提起が主題と言っていいのでしょう。その解答を示しているわけでもないのですが、人間の営みの時間の重層性が感じて戴くとうれしいです。

投稿者 nirhiro : 11:25 | トラックバック (0)