2008年05月08日

写真展

只今、銀座ニコンサロンで土門賞受賞記念展開催中です。携帯電話のカメラで撮って見ました。



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2008年04月28日

土門拳賞

報告が遅れました。
これまでの中心でありました写真展「土田ヒロミのニッポン」が、今年の土門拳賞を受賞いたしました。受賞理由は「40年にわたる活動の集大成で、戦後の日本と日本人の姿が集積されている」ということです。なんだかんだで40年にもなってしまったのですね。苦節何十年というフレーズ、あまり好きではないが、結果的にこんな時間がたっていたということです。
土門拳賞については、検索に詳しいと思います。
過去、土門拳賞受賞者の中で、最高齢者であるとか。やはり、私は少し遅れてやってきた青年だったのかもしれません。さて、この受賞がどのような変化を私にもたらすか?さして、影響ないのか。しばらく注意深く観察してみたいと思います。
ここにきての受賞、多くの永年お世話になってきた方々に、御礼や安心を差し上げることが出来たこと、ありがたいことだとい思ってます。今後の撮影作業に加速をかけてくれる、もしくはアクセル踏む良き環境が生まれてくれること期待していますが、どうなんでしょう。?
正式な授賞式4月23日 毎日新聞社近くの一橋にある如水会館で行われました。
賞金30万円。佐藤忠良作のブロンズ「少女」(後日写真で報告予定)

2008年04月26日

福井展

いよいよ福井展も近づいてきました。
福井の会場は、かなり広いので、東京展よりわずか規模を拡大の予定。
空間も幾つかに渡って展示します。ご期待帯ください。

2008年04月25日

原美樹子さんとトークショー

原美樹子さんの写真展に合わせてトークショー予定してます。

原美樹子写真展
「雲間のあとさき」


■会期:2008年5月1日(木)〜5月31日(土)
11:00〜19:00(最終日は14:00)
    日曜・月曜・祝日 休館

■会場:ギャラリー冬青
東京都中野区中央5-18-20
TEL: 03-3380-7123 FAX: 03-3380-7121
E-mail: gallery@tosei-sha.jp
http://www.tosei-sha.jp

■原美樹子×土田ヒロミトークショー
  2008年5月9日(金)19:00〜21:00(受付開始18:30)
  参加費¥1000 定員40名様(申し込み順)
  ご予約はギャラリー冬青まで:e-mail:gallery@tosei-sha.jp TEL:03-3380-7123

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福井展

いよいよ福井展「土田ヒロミのニッポン」開催迫る。5月2日から5月25日までです。
東京展とりスペースがとれるので、(1階と2階とに分かれ、2階はヒロシマにげんていされます)幾つかのシリーズ枚数が多く展示となります。ご期待ください。

2日オープニングですが、朝9時、知事もご列席いただけるとのこと。
ポスターは、東京都同じです。文字データーが一部変わります。

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2008年03月16日

福井展準備

東京都写真美術館での「土田ヒロミのニッポン」を、福井県立美術館にツアーさせます。
内容は、ほとんど同じ、むしろ少し、ヒロシマとパーティ、新砂を数える、をそれぞれ少し増すけいかくを立てています。会場が、東京都写真美術館より広くとれそうなのです。
いろいろ、忙しくなりそうです。
なぜ、福井か?ですが。小生の出生地、故郷であります。

会期は、5月2日(金)オープン、5月25日(日)までです。

2008年02月22日

閉展

写真展「土田ヒロミのニッポン」2月20日をもって、閉展となりました。昨日搬出。
なにやら、まつりが終わったあとのような寂しさが、あります。昨年12月14日からですから充分ながい期間でした。贅沢をいっては、いけません。
急いで、総括しなければなりません。
5月に福井へツアーしなければなりません。そこまでは、緊張感維持しなければなりませんが、いまは、抜け殻状態、早く戻さなくてはなりません。

さて、ごらんになった方々の感想、パソコン上でたくさん拝見いたしましたが、ここへ、ご批判、感想など送信いただければうれしく思います。

本当に、多くの皆さんに見守りいただきありがとう御座いました。

2008年02月08日

本日・2月8日・バラカンさん対談

東京都写真美術館「」土田ヒロミのニッポン」に付随する、イヴェントの私の対談シリーズの最後になりますが、ピーター・バラカン氏をお迎えして、写真展「ニッポン」を核にして氏のニッポン感などについて語っていただく時間予定してます。
大勢の皆様の参加お待ちいたしております。
ご連絡遅れてしまいました。

   2月8日午後6時0分から
   東京都写真美術館1階ワークルーム
   6時より先着順に受け付け開始6時より

ピーター・バラカンさん
(Peter Barakan)

ブロードキャスター。1952年英国ロンドン生まれ。ロンドン大学日本語学科を卒業。 '74年に来日。出版関連の仕事を経て、放送界に進出。以来、独自の選曲によるポピュラーミユージックの紹介者として活動。FM放送を中心に、数本のレギュラー番組を通して活躍が続いている。またテレビ「CBSドキュメント」では司会役も勤めている。

2008年01月25日

現在、東京都写真美術館での写真展「ニッポン」快調に進行中です。
この大きな幾つもの写真は、Agingのシリーズ。馬鹿面並べてありますが、本来の作品は、動画です。20年間の全ての顔を約4分で動画として、モニターで見ることが出来ます。
四十代から20年後の現在へ、くたびれていく様は、哀しいばかりですが、人生ですね。

2月1日の18時から、作家<大田治子さん>を迎え、土田を解剖していただきます。
当美術館1階で受付は、17時30分頃からか?お早めに受付してください。勿論無料。

大田さんは、古典絵画のレオナルド・ダ・ビンチ「聖アンナと聖母子」
に深いこだわりの秘密があると聞いております。勿論それについても語っていただきたいと思ってます。


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聖アンナと聖母子
 


Agingの一片。白髪、肌のたるみからみて、最近の顔であるらしい。さて、あと何年撮り続けられることか!

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Agingのシリーズ

「青い花」
恵比寿の東京都写真美術館の写真展「ニッポン」とは、別に東中野のポレポレ座ギャラリーで2月16日まで「青い花」写真展開催中です。
前にも書きましたが、「ニッポン」では、展示出来なかったものの中を、どこかで、と言うことで開催したものです。「ニッポン」の最終は2月20日、ほぼ同じ会期となります。お時間ありましたらよろしく。覗いてやってください。
美しい美女(ゲイ美人です!)がお待ち申しております。そんなことから

2月2日の18時から、前夜に引き続き、当会場で「つくられたエロチシズムの世界」と題して、当代一の人形師<四谷シモン氏>を迎え、楽しい時間を計画しております。
参加申し込み子細は、03−3227−1405まで電話ください。

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2008年01月22日

青い花

本日1月22日より土田ヒロミ写真展「青い花」開始

東京都写真美術館で開催中の「土田ヒロミのニッポン」には、幾つかの展示出来ないものが、テーマの問題やスペース不足から、削除したものがありました。たとえば、この「青い花」以外に「テント」シリーズ、産業考古学シリーズ、FAKE-SCAPEシリーズ、など。その中で「青い花」は、20年ほどまえにゲイの美女たちを、六本木、赤坂などで撮影したものです。
土田ヒロミのニッポン」を補足する意味をこめて、ギャラリーのオーナーであり、私の親友でもあります本橋成一さんに企画していただいたものです。恵比寿「土田ヒロミのニッポン」東京都写真美術館ともども、よろしくお願いいたします。

2月2日日(土)夕刻7時より、対談:会場に四谷シモン氏おお迎えし、「つくられたエロチシズム」と題して対談を行います・¥2000、ワンドリンク付き

2月1日(金)は、東京都写真美術館で太田治子さんと対談、予定あります。
      どちらもよろしく。
期間  :1月22日〜2月16日まで
ところ :ポレポレ座(東中野駅北側線路沿い、改札より徒歩3分)
時間  :平日11時30分〜23時 
     日曜11時30分〜18時

2008年01月15日

対談シリーズ

写真展「ニッポン」開催中に、三人の方と対談が計画されてます。

第一回は、今週の18日(金曜日pm6時から8時)です。
倉石信乃さん(明治大学教授)。
倉石さんは、昨年3月まで横浜市立美術館の学芸員として、写真関連の企画なども多くを立ち上げてこられた方です。現在は、明治大学へ転進され、教育者としての立場に変わられたばかりです。
何を教えおられるか詳しくは、聞いておりませんが、美術史、写真美学的な諸問題がテーマになっていらしゃるのではないかとおもってます。
そんなことから、対談内容は、当然、そのような見地から私の写真を切っていただこうと思ってます。しかし、ぶつけ本番。どのような展開になるのか。倉石さんは、意外な変化球を投げ込んでくるのではと、おそろしくもあります。

二回目は、2月1日(金)作家 太田治子さん。
三回目は、2月8日(金)音楽ブロードキャスター ピーターバラカンさん

先着30名様  勿論無料。ワンドリンクも無し

2008年01月04日

恵比寿駅看板

画像の確認

2007年12月29日

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写真展入り口へのアプローチで、来館者と見守る赤鬼
正月早々、縁起の赤鬼です。

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写真展入り口へのアプローチで、来館者と見守る赤鬼
正月早々、縁起の赤鬼です。

2007年12月27日

2007年12月19日

ポスター

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紹介が、大変おくれてしまいました。
メインポスターです。
出品作品「続・俗神」のシリーズからのイメージです。
愛知県の長野県境に近い、東栄町のお祭り「花祭り」の<朝鬼>です。大溝裕デザイナーによるものです。第一案のポスターご記憶ありますでしょうか。議論あり、第二案として提案いただいたものです。大溝さん曰く、私(土田)が、ヒロミという名前から、女と間違えられること多く、「私を男にしてくれ!」と叫んだとのこと。大変、私は、嬉しいイメージです。気に入ってます。

2007年12月18日

明日

大赤芸大の学生の上京。取材。静岡からの観覧の方などあり、会場に終日詰めなくては、ならないかも知れません。見かけたら声かけてください。土田

中刷り

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昨日、山手線に乗ったら、写真展の中刷り発見。今週の土曜日迄はしるのだろうか?明日たしかめてみよう。他の路線にまで中刷り乗せているのでしょうか。見かけた方お知らせください。

2007年12月16日

12月16日

東京は、快晴。本格的冬を思わせる寒さであった。
本日も東京都写真美術館に,午後顔を出す。日曜日であるからだろうか。
入場者、多く、驚かされた。200712151300001.jpg

オープン

12月15日より、いよい「土田ヒロミのニッポン」オープン。
準備段階の緊張感から解放され、虚脱感のような疲れを感じてしまう。個展など何時ものことだが、今回は、2ヶ月もの間、自分を曝け続けなければなりません。
初日の14日、終日会場に詰める。大きすぎる場は、身の置き場に困った。
それでも、出来るだけ会場に運ぼうと思う。
写真、東京都写真美術館一階入り口、壁看板の前で。私です。

2007年12月11日

写真展迫る

12月15日のオープンを目指して、おうわらわです。
カタログ13日納品とか。上手くいってくれるといいのですが。
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このポスターは、大阪芸大構内の展示コーナーです。見かけることありましたら、投稿してください。

2007年11月03日

プリント

今回のカラー作品は、すべてエプソンさんの協賛によるもの、165㎝×220㎝の巨大なポートレートが、15枚ほど有ります。
本日は、そのテストプリントの検討会。エプサイトに出向く。素晴らしーできであった。ここ2月頑張ってきたわが、大倉君もホット一息。私もホットふた息でした。

作品

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2007年10月11日

カタログ

カタログ制作、デザイン、印刷上がりなどの段階。
10月10日、テスト印刷

2007年09月30日

チラシ

チラシ
展覧会のチラシの制作の段階に入る。展示作品が例外的に多いのかもしれませんが、そのためのチラシのデザイン苦労されておる様子。
プリントサイズ
展示作品の最後の「続・俗神」のプリントサイズを未だに決めかねている。人物のポートレイトなのですが、等身大にまで大きく出力したいと思っているのだが、撮影時の条件ーレンズ、カメラの高さ、被写体との距離などーによって、顕れ方が大きくことなってしまうからです。身長180㎝か、170㎝、160㎝にするかでボリューム感が予想以上に全く異なってきそうです。ここまで大きな人物写真を制作したことないので、経験則に頼れず迷ってしまっているわけです。明日には決めてしまわなくては、データーの処理を前へ進めなければなりません。
しかし、こんな日々に、改めてデジタルの多様な機能に驚かされています。

2007年09月28日

2007.09.28

27日。カタログ編集会議開催。

2007年09月21日

2007.09.19

第二回ポスター検討会
本日大溝氏より、鈴木学芸員と3人で、第二回目の提案会議あり。直感的にGood,一目惚れ、という衝撃的な、イメージに作っていただいてました。力強く、さわやか、、、ですから直裁な訴求力。色も赤を基調とし、赤色の持つ祝祭性が年末年始の歳事にもGoodではないかと思っています。
さて、東京都写真美術館の見解がたのしみです。
大溝氏曰く、私とのブログ交換で、私が『ヒロミという語感を(今時では、女性名。ちなみに私の本名は、「宏美」)男にしてくれ』と叫んだようですが(確かに書いていることを確認)、それがきっかけで、イメージ化が一挙に具体化したとか。名前では、いろいろな珍事あります。いつかまとめてかきましょう。私は、男です。
その後、展示作品最終決定打ち合わせ
鈴木学芸員との検討会、今回で何回目であろうか?いよいよ煮詰まってきた。
最初考えていた展示点数を、ここへきて、いかに削るか。という作業となってきた。
私は、いつも数がほしいタチ(質)。削ったが、それでも150〜170点ほどになりそうだ。
多くみても疲れない、いかに楽しいものにするか。楽しく見終えてくれるよう構成しょうと、鈴木さん工夫重ねております。

2007年09月14日

ポスター

報告おくれました。9月7日ポスターデザインのプレゼンをデザイナーの大溝 裕さんから、受けました。担当学芸員の鈴木さんと三人でけんとうしました。これが、この図案です。
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これを受けて、その場で意見の交換があったことは、勿論ですが、その後、私と大溝、鈴木さんとの三人の間で、メールで意見の交換がありました。それを添付します。
まず私から大溝さん、鈴木さんへ
さて、デザインの基本イメージですが、昨夜よく考えて見ました。
しかし、どうしてもあの同心円のキャッチコピーには、同意出来ない私がいます。
理由は、少し分析してみたいとおもいます。
1)昨日申しましたように、テキストが読みにくいこと。読まれることを期待するタイトル   
  や日時のデーター
  読むことを諦めらられてしまうのではないか。
2)展示する写真の内容は、自分で言うのもなんですが、大変シリアス。
  それに対して、同心円コピーには、コミック的イメージがあり、シリアスとは距離が
  ある。
3)「土田ヒロミのニッポン」というタイトルには、日本をヒロミが私化するイメージが
   あり、かつカタカナでニッポンは、日本の異種の解釈、異説、新しい読み込み
   をイメージするところがあるといえます。
  しかし、あまりにも当たり前な日本の解釈なのです。
  ポスターで遊び過ぎては、見る者(観客)に駄洒落感を与えてしまい、自分の問題と
   して見てくれることはないのでは?という心配があります。
4)「土田ヒロミのニッポン」このヨコに単純に書かれたものでも、ニッポンが私の名前
  の前に付け足しのように控えてしまってます。この土田ヒロミをうまく押さえ込みな
  がら、一体化出来ないもpのでしょうか?
   色遊びで変える、、、しかし一層ヒロミという軽いイメージ増長か。
   土田とヒロミを二段としてデザインする。
   土田ヒロミを角印、�のようなデザイン化を計る。
5) 大溝さんのホームページにある強い、ハードなイメージでヒロミを男のイメージにして
  いただけませんか?
  文字の問題だけでなく、デザイン全体のことです。

解決がむつかしそうです。そこでタイトルをも考え直すというのは、どうでしょう。今更!ですが、以前より考えていひっかかていた上のようなデザインのもんだいもあり、現実に目にすると困難さが心配になります。
A)「ニッポン」という文字は、単独で用いるとそれ自身尾も語彙の面白さ,強さが出そう
  です。いっそう「日本」漢字にしたらどうでしょう。「土田ヒロミの日本」
B)単純に「ニッポン」「ニッポン70'〜07'」と土田ヒロミを削除。
  考えていくますと限りありません。急いで直接話し合う必要がありそうですね。
  大溝さん。データーで、昨日のデザイン、軽くして送っていただけませんか?
  いろいろ作業してるからおもいのかもしれませんね。軽くなりませんか?

大溝さんから私に返信

Glanzの大溝です。
昨日はどうもありがとうございました。
メール拝見しました。
あの後、私も本当に今の同心円のデザインを
マイナーチェンジすることでいいのか、
それで土田さんが本当に納得できるものになるのかどうか
少し、疑問に思っていました。

タイトルが読みずらいなどの問題はありますが
ポスターなどはやはりパッと見た時の第一印象が全てだと思っています。
そこから瞬間的に何を感じとるかであって、
その第一印象の土田さんの反応が
予想してたより鈍かったのが自分としては一番気になっていました。

正直、自分としては自信作で
デザイン上ではシリアスな部分をあえておさえ、
ポップな表現のアプローチですが
デザインが写真の上にのっかてきた時、
逆にコンセプチャルでシリアスな
土田ヒロミのニッポンを感じさせる表現にも
なっていると思っていました。
(今でもそう思うところはあるのですが)
ただ、それはここしばらく
現在までの土田さんの写真集などを見てきた自分が
感じることであって、
全く土田ヒロミのことを知らない人にとっては
誤解を生むデザインになっているのかもしれません。
またどこかデザイナーの変なサガで
今までになかったような土田ヒロミの見せ方でみたいな
ヨコシマな考えもあったかもしれません。

タイトルが土田ヒロミのニッポンのままでも
もう一度、まっすぐに素直にむかえば
新しいデザインがでてきそうな気もしています。

なのでもう一度トライはしてみたいと思っています。
長々書いてしまいましたが
とりいそぎ昨日のデザインのPDFデータをお送りします。
よろしくお願い致します。                     大溝

これを受けて私から大溝さん、鈴木さんにCCで返信

大溝 裕さま
 ご丁寧な返事ありがとうございました。専門科に向かって口幅ったこと申しあげて失礼なことと思ってます。
あなたのおしゃる「ポスターなどはやはりパッと見た時の第一印象が全てだと思っています。」その通りだと思います。そうゆう意味では、アイキャッチとして強く、何事?という関心の惹き方があるおもしろい、と、思います。

しかし、私一人がはしゃいでしまっているようにかんじてしまうところがあります。
わたしは、写真家は、対象(今回の私の展覧会は、人間しかも露な素顔)に対して、謙虚であらねばならないと思ってます。現実の具体を借りなくては成立しない、特にわたしの今回のようなものでは、対象の尊厳をどこかでしっかり押さえておかなくてはならないと、思ってます。(絵の場合、もしくは抽象性の高いものとは、その辺が大きな違いかと思います。)だから、静かで控えめであるべきだとは、思ってませんが、解っていただけるでしょうか?「土田ヒロミの一人芝居」になっては、ならないと思ってます。私の表現者として関心の核は、時代そのもののようです。
今生きている時代を知ろうとする関心が写真をとらせているようなのです。今回の展覧会の中心は、それぞれの時代のニッポンなのだとわたしは、考えてます。土田ヒロミというロゴが目立ちすぎることに神経質になるのは、その辺にもあるようです。
ご理解いただければと思います。
あなたのおしゃる
『デザイン上ではシリアスな部分をあえておさえ、
ポップな表現のアプローチですが
デザインが写真の上にのっかてきた時、
逆にコンセプチャルでシリアスな
土田ヒロミのニッポンを感じさせる表現にも
なっていると思っていました。
(今でもそう思うところはあるのですが)』
確かに、私(土田)もそれは知って、感じています。もう一度冷静に受け止めて、試作デザインを熟見、再見してみます。
「ポップな表現のアプローチ」おおいに期待するところでもあります。
鈴木さんの意見を十分お聞きしないままの勝手な長文になってしまってますが、また3人で、しかも急いで話しあいましょう。             土田                                             


そこに鈴木さんの意見が入ってきました。                       
土田先生
大溝さま

ご返信が遅くなりまして、申し訳ありません。
また、先生、大溝さん、ポスター案に関するご意見どうもありがとうございます。
タイトルそのものにつきまして、本当にこれでいいのかと考えておりまして、もうお昼の時間になってしまいました。
生き続けるニッポン、ニッポンを追いかけて、ニッポンの証、ニッポンの証明、ニッポンの軌跡、ニッポンと時代、
生きたニッポンの記録などのいまひとつのタイトルが頭に浮かんだところで、
企画書の表紙の「土田ヒロミのニッポン」の表記を見て、インパクトはこっちだと思いました。
しかし、この展覧会には過去に繋がる私(1968-74)、高度成長 都市化する私(1975-89)、
バブル経済 踊る私 (1980-90)、新世紀 Fake化する私(1995-2004)、 日本のまつりを記号化(1980-2004)、
ヒロシマ(1976-94)、高齢化問題などの多様な要素があり、そのことをポスター類の目立つところに文字で周知する必要が
あることに気づきました。
先生、サブタイトルやはり必要だと思うのですが。
大溝さん、デザイン的に邪魔になるかもしれませんが、もしくは、展覧会タイトルをロゴで表現する部分ではなくて
もうひとつ正式に表記する部分で、入れるのはどうでしょうか。

軽さとシリアスのぎりぎりのラインをつかめたら、素晴らしいポスターになるはずです!
                              鈴木

こんなやりとりで進行しています。次回のプレゼンテーションは、まだ未定ですが、また意見の交換発生するはずです。次回も意見交換を公開したいと思います。 
皆さんの大溝さんのポスターデザイン感想お聞かせくださいませんか?                  
                                            土田ヒロミ

2007年09月10日

写真展企画書

今年の12月15日から東京都写真美術館での開催する写真展の内容を企画者の鈴木佳子学芸員の許可を得て以下に記述します。
おおよその内容掴めていただけるのではないかとおもいます。
今後、この写真展たち立ち上げの過程を出来るだけレポートしてゆきたいと思います。
タイトルが未だ、確定しておりません。
これは、私の逡巡に原因があるかもしれません。
いつもタイトルは、最後迄引きずってしまうのが、私の常のようです。

〜時代を透視する眼〜
土田ヒロミの ニッポンの記録
東京都/東京都写真美術館/産経新聞社

◆はじめに◆
東京都写真美術館では、土田ヒロミの個展を開催する。
1960年代終わりから写真家として本格的な活動を開始した土田は、日本の土俗的な文化、ヒロシマ、高度経済成長、バブル経済などのテーマを通して、変貌する日本の姿を撮り続けている。
土田の視点はつねにユニークである。
作品ごとに明確なコンセプトを持ち、日本という国に対する問題意識を実験的ともいえるアプローチで表現してきた。
「自己表現」と「徹底的な記録」の両面を行き来することで進化を遂げてきたこの作家の作品からは、社会性と時代性を兼ねそなえた背後に日本が抱える問題を汲み取ることができる。
ここに東京都写真美術館が重点的にコレクションした土田作品に加え、最新作を含め氏の作家活動の軌跡を一堂に紹介する。
新たな時代が動き始めた現在、土田作品を見ることで日本いう国と自分自身との関りを考察する機会の場としたい。

◆展覧会情報◆
会期:2007年12月15日(土)〜2月11日(月)
場所:東京都写美術館 3階展示室
主催:東京都/東京都写真美術館/産経新聞社

◆展覧会出品作品◆
パートⅠ 日本人
○ 「俗神」 過去に繋がる私(1968-74)
○ 「砂を数える」 高度成長 都市化する私(1975-89)
○ 「パーティー」 バブル経済 踊る私(1980-90) 
○ 「新/砂を数える」 新世紀 Fake化する私(1995-2004)
○ 「続/俗神」 日本のまつりを記号化(1980-2004)
パートⅡ ヒロシマ
○ 「ヒロシマ1945〜1979」(1976-79)
○ 「ヒロシマ・モニュメント」(1979-90)
○ 「ヒロシマ・コレクション」(1982-94)
パートⅢ スペシャル・コーナー
○ Aging(1986年) Dailyセルフポートレイト (1986- )
(ビデオ作品、インスタレーション)

◆作品解説◆
「俗神」-過去に繋がる私-
1968年から1975年に、日本各地を撮影取材。1971年、フリーランスになる際、自分自身を検証するために、まず日本文化に対峙する必要性から生まれた作品である。
日本の古い宗教的な空間や祭りの空間、富士山、伊勢神宮、吉野、青森など土俗的かつ時代をまたいで継承した文化、人々を捉えた。

「砂を数える」 -高度成長 都市化する私-
1975年から1985年までに日本各地で撮影された日本人の群集としての姿。
「俗神」が一段落した1975年から、ほぼ10年間にわたって、首都圏を中心に撮りためたシリーズで、福井の山村を離れ、都市化していく自分自身の存在のありようを対象化する試みから進められた。
「お祭り(初詣・花見を含む)」、「レジャー・行楽(遊園地・海水浴・博覧会など)」、「天皇行事」、「街頭・公園」、「学校儀式」、「戦争被災者慰霊」、「メーデー」、「スポーツ・ギャンブル」。日本人が、1980年代前後の時期、どのような機会に「群集」を成しているのか見て取ることができる。

「パーティー」 -バブル経済 踊る私-
1980年から90年まで、バブル経済に沸く日本の異常ともいえる一時期に、当時どこかしこで開かれていた「パーティー」。「パーティー」というハレの舞台に、華やかな衣装で身を包み、派手なメイクとヘアスタイルで夜な夜な出没する人々の姿を捉えている。
「俗神」「砂を数える」に通ずる、日本の群れの姿・日本人の本質といったものがここにも表されている。

「新/砂を数える」 -新世紀 Fake化する私-
「砂を数える」のカラーによる続編。日本のバブル経済が一挙に崩壊していく中、時代のバーチャル化様相を考察している。一つのベクトル方向に動かず、互いに距離を取って群れる姿から、以前の「群れ」の形が確実に変質してきていることを如実に捉えている。
デジタル技術を採り入れ、予測不能の現代像を展開している。

「続/俗神」 -日本のまつりを記号化-
「俗神」の続編として、お祭りそのものをカラーで制作。祭りの形を記号的に捉える。
1981年に浅草でおいらんを撮影したことがきっかけとなった。民俗学的な分類より、形のおもしろさに重点が置かれている。大判フィルムを使用して、スタジオ・ポートレイトのスタイルを戸外で実行。
形はかわっても断絶せずに続いてきた日本人文化の厚み、日本人文化の多様性を伝える。

「ヒロシマ三部作」
1973年頃より関りはじめた3部作によるシリーズ。ドキュメンタリストを自認する者として、フリーランサーになった71年頃より、原爆の惨事を記録する仕事をすべきだという思いから広島へ模索の旅に出る。実際に方法論を決定し、撮りだしたのは1976年。
被爆体験記「原爆の子」(1951、岩波書店)に出会ってから、数年かけて30-40代になった原爆の子の消息をたどり107人に取材した。(2004年末から2005年にかけて再取材し、「60年目のヒロシマ」として発表。)
3年後に、「ヒロシマ1945〜1979」。
さらに1979年、原爆遺跡を記録した「ヒロシマ・モニュメント」。
1980年に広島平和記念資料館の遺品、原爆資料の記録した「ヒロシマ・コレクション」へと続く。
「ヒロシマ1945〜1979」(1979年)
「ヒロシマ・モニュメントⅡ」(1995年)
「ヒロシマ・コレクション」(1995年)

「Aging」 -Dailyセルフポートレイト(1986年7月〜)- 
1986年から毎日、自分の顔を記録として撮りはじめる。
自分の老化に気づいたことが作品制作のきっかけとなった。老人社会や老化の問題を考えるとき、老人ホームの人たちを撮るありきたりのやり方ではなく、セルフポートレイトを定点観測的に撮影する方法を考え出し、現在まで続けられている。

2007年05月31日

写真展

ブログは、毎日でなくては、意味が無いと叱られておりましが、やはり毎日は、
難しいと思います。このスペースの中心内容は、二本の軸を考えています。
まず、、第一はその日に見かけた風景、情景を写真にして報告。写真家としての
日常。
第二には、今年、私にとって、大きな出来事があります。東京都写真美術館での
企画展です。その立ち上げの行程を報告してゆきたいとおもってます。
すでに、この準備に追われて、いつもの年とは違う気ぜわしいことになっており
ます。写真展のタイトルは未だ確定に至ってませんが、内容の中核は、私が写真
を始めてから今日まで、「ニッポン」へのアプローチが中心になります。
詳しくは、後日にゆずりますが、おいおいお知らせしてゆきたいと思います。
アドバイス、感想など、多いに期待いたします。
さて、本日。5月30日、東京都写真美術館の担当学芸員鈴木さんとスポンサー、
とカタログの進行についての、打ち合わせ。ビジアルデザイナーとして、株式会
社Glanzの大溝裕氏(http://www.glanz-web.com)にお願いすることになりまし
た。「これが土田?」というような斬新なイメージのポスター、カタログなど期
待できそうです。
今年の夏は、海、山などといっておられそうにありません。